生産、輸送など補充活動に要する時間。スケジューリングの立場からは、補充活動に必要な標準的な日程であり、基準日程と呼ばれることがある。納期からリードタイム分だけ時間を先行させて補充活動の着手時期や、発注時期が決められる。しかし、補充活動の所要時間という立場からは、リードタイムは一定ではなく可変であり、また在庫削減とフレキシビリティ向上という立場からは、リードタイム短縮が重要課題となる。その際、リードタイムを物や情報の流れとして捉えると、付加価値を生まない止まっている時間や、待っている時間がほとんどであり、これらをなくすために受注から引き渡しまでの全体的視点に立った取り組みが求められる。