流通センターと言われるもののうち、比較的小型で配送機能に特化したものを配送センターと呼ぶ。流通センターとの明確な区分の定義はない。配送センターは配送の最前線の拠点であるために、都市部あるいは都市近郊に設置されるのが普通である。そのために建物などが密集した場所で、地価の高いところに置かれる。本来ならば配送に伴う作業がしやすいように、平屋建てでワンフロアの倉庫形式が望ましいが実際はそうはならないケースが多い。そのために2層型や多層型の配送センターも多い。その場合はコンベヤなどで作業がフローになるように設計・機械化がなされる。近年の配送センターの特徴は、その集約化と都市内から都市近郊へ立地が移っている事、デジタルピッキングやコンピュータコントロールなどハイテク化されてきていることなどである。一方、デポと呼ばれるより小型の狭域対応の配送センターも併設されることがある。