輸送には一般に幹線輸送と端末輸送があり、幹線輸送と端末輸送の間に準幹線輸送を入れることがある。幹線輸送は量をまとめて大ロットとし、域間を大量輸送機関で運ぶものであり、端末輸送は幹線輸送の両端末で小口の集荷、配送を行うものである。自動車によるドアツードア輸送の場合は、幹線輸送と端末輸送が統合化されたものと理解できる。このことは鉄道による引き込み線や、工場などで船舶による専用ふ頭をもつものについてもいえる。もっとも、幹線輸送は域間輸送であり、端末輸送は域内輸送であると簡単に理解されることもある。また道路交通で幹線道路と細街路という分け方があり、これを輸送に適合させる考え方もある。
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