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港湾荷役

CATEGORY /  物流一般

港湾荷役とは、港湾において船積み・陸揚げ等直接に貨物の移動を行う作業をいう。船舶が港湾に入港する主な目的は荷役のためで、荷役に要する時間は、船舶の運航効率や港湾の効率を上げるうえで重要な要因となる。近年、貨物量の増大、ユニットロード・複合一貫輸送など輸送形態の変化および輸送コストの低減により、船舶の大型化と専用化に伴って港湾荷役の荷役施設は、大容量化・専用化し近代化が進んできた。港湾荷役事業は船内荷役、沿岸荷役および接岸した本船での船内・沿岸での一貫作業を行う事業である。1986(昭和61)年1月施行の港湾運送事業法改正により生まれたもので、港湾の整備や荷役技術の進歩等により船内と沿岸の両サイドの荷役が同一業者によって一貫して行われるケースが増加し、また契約上でも船内、沿岸の区別が困難となってきたために一本化が図られた。当該事業は、はしけ運送、いかだ運送とともに一連の荷役作業の一部作業を請け負う事業であるため、受渡しを伴う一般港湾運送事業とは区別される。作業主体であるため厳しい下請制限が課せられており、国土交通大臣の免許事業となっている。

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