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自動倉庫

CATEGORY /  物流機器

高層化により空間格納率を高めた保管棚(ラック)、スタッカークレーン、入出庫設備、およびこれらの制御装置と在庫管理システムなどによって構成される保管機能の総称。コンピュータの普及によって、オンラインで自動運転されるシステムが一般的となっている。自動的に格納して自動的に搬出するシステム形態であることから、AS/RS(automated storage / retrieve system)と呼ばれる。物流センターにおける商品保管、工場における原料や製品の保管、冷凍・冷蔵品の保管、クリーンルームの工程間保管、危険物保管など用途は多様であるが、次のような効果が期待できる。・空間利用率が高い。・入出庫作業の自動化により省人化と作業環境の改善が可能。・完全な先入れ先出しが容易。・在庫管理の精度が向上する。・取扱物の損傷や汚損を防止できる。自動倉庫の形態はさまざまであるが、一般的に次のように分類される。①棚構造の建築形態による区分 ビル式自動倉庫・・・建屋と高層棚(ラック)が一体となったもの ユニット式自動倉庫・・・棚と建屋が分離され各々が独立して設置されるもの ②取扱物による区分 パレット用自動倉庫・・・パレットサイズ以上の大きく重い荷の保管用 バケット用自動倉庫・・・ダンボールケースやプラコンのようなケースサイズの保管用 ③荷受け方式による区分 アーム式・・・パレット底面の両側を桁方向と直角に支持する構造で、JISパレットなどに採用される一般的な方式 クロス式・・・パレット底面を桁方向で支持する構造で、主としてユーロパレットに採用される方式

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