主に百貨店における店舗納品を運輸業者が一括代行するサービスで、すでに1970年代から登場している。百貨店が大型化し、多くの納入業者が多種の商品を納入するようになり、店舗の納入口は混雑し、納入業者も納品、検品で長時間待たされるようになる。店頭の交通阻害も問題となった。そこで百貨店側が指定する運輸業者が、多くの納入業者の納入商品を集めてきて、それを店舗別、フロア別に分けて一括して納品する方法がとられた。南王運送(現・ワールドサプライ)が伊勢丹などと始めたのが最初と言われる。アパレルに関しては納入業者が日本橋地区に集中していることから一括集荷をし、検品も代行業者が行い、百貨店側も納品代行用の窓口を設け、納入が迅速にできるようになった。現在ではほとんどの百貨店が納品代行によって商品調達をしており、街灯商品もアパレルから履物、玩具、文具など多岐にわたっている。また、チェーンストアの中にも納品代行制度の採用をするものが現れてきた。共同納品代行ともいう。
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