保税形態の輸出加工の総称で、経営企業が原材料・部品の全部または一部を輸入し、加工・組立てを経て、完成品を再び海外へ輸出する貿易形態を指す。一般貿易で賦課される輸入関税および増値税が免除される。国際分業の形態がますます進展する傾向にあり、委託加工貿易、委託販売貿易も普及しつつある。前者は、外国企業が原料・資材などを提供し、自国側は相手方の要求する品質、企画、デザイン、商標に基づいて加工する。後者は、貿易取引形態の1つで、外国にある者に外国での加工を委託し、製品を本邦に輸入する形態で輸出承認を得て原材料の輸出を行う貿易契約。
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