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今年のスローガンは「新しい物流の形を目指して。好奇心、忍耐、調和、学びを意識して行動しよう」

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皆様あけましておめでとうございます。今年は、年始早々大変な災害が続き、未だに収束していない状態です。被災されている皆様に、心からお見舞い申し上げます。改めて地震大国日本での災害対策の重要性が問われているのと同時に、このような時だからこそ、エッセンシャルワーカーとして役割を果たし、社会に奉仕できるように日頃から精進していきたいと感じました。2024年は、物流事業者のみならず日本経済全体で物流の様々な課題に対して、解決策を考えなければならない分岐点であるかと存じます。そのような大きな使命を感じながら、今年初のブログも例年同様、私が阪南倉庫の年賀式で話したことについて、要約してお話しさせて頂きたいと思います。

『令和6年は、甲辰三碧木星(きのえ たつ さんぺきもくせい)の年となっています。

甲(きのえ)は、十干の第一番目。木性の陽(兄)。方位は東南東、季節は早春、時刻は卯の刻(午前5時から6時)で、日の出直前のタイミングです。甲という字は象形文字で、種が殻を破って芽吹く姿を現しており、革新や新しい形の創造を表しています。既存の考え方に固執せず、どんなことにも興味を持ち、新しい形や体制づくりを模索すること。ただし、まだまだ芽吹く段階で堅い殻を破るためにも、焦らず課題と調和に向き合う勇気を持ち、そのための努力を忘れてはいけません。

辰(たつ)は、十二支の第五番目。時刻は午前7時から9時。方角は東南東。季節は晩春。辰は雨と合わせると震、田と合わせると農となります。震は、地震の震と同じですが、ここでは雨で緩んだ大地が春の芽吹きにより盛り上がる意味であり、農は、作物の芽吹きだけでなくそれ以外の草も伸びるのを刈り取る意味を表しているのです。また手偏に辰で振となり、理想をしっかりと持って前進することで、新しい事業を振興することができるのです。芽吹きのタイミングであるので、それぞれの芽の育て方を学び、辛抱強く慎重に育てることが重要となります。

三碧木星(さんぺきもくせい)は、火性の兄(陽)、九星の第三番目。方位は真東、時刻は午前5時から7時。季節は仲春(春の盛り)で、すべての事象に気が満ちて、徐々に進展してくる時期となります。新芽の上の土を退けて表に出る、つまり今まで見えていなかったことが見えるようになるので、良いことも悪いことも表面化する。良いことを伸ばし、悪いことを改善するために、前向きに焦らず慌てず冷静にゆっくりと行動することが重要となります。常に良い事象を呼び寄せるためにも、日頃からプラス思考で前向きに行動することが重要です。

様々な社会情勢も相まって、物流の業界は大きな革新と新しい創造が求められています。革新と創造のためには、取捨選択も必要となりますが、ネガティブにならず常にポジティブに変化できるかどうかが重要となります。また今年の暦は、すべては春の芽吹きを表しており、そのための心構えを意識させてくれています。既存の考えに固執せず、どんなことにも興味を持ち行動すること。忍耐強く勇気をもって課題と調和に向き合い、努力すること。若い芽を育て、将来の事業の振興を目指すこと。良し悪しをしっかりと見極め、前向きにゆっくり確実に行動すること。それらを意識して、今年のスローガンは、「新しい物流の形を目指して。好奇心、忍耐、調和、学びを意識して行動しよう」とします。』

当社の企業価値に、「変わるものと変わらないもの。変わるものは変えなければならいもの。変わらないものは変えてはいけないもの。」があります。創業者から受け継いでいる理念「信義・誠実・共栄」は変えることなく、それ以外はすべて新しく創造する覚悟で、全社員一同前進していきたいと存じます。本年もよろしくお願いいたします。

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