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今年のスローガンは「設計図を基に迅速に行動、確実に課題解決」

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皆様あけましておめでとうございます。年末は大雪が降ったり、温かくなったりと、天候の変化が激しく、体調管理がなかなか大変なことも多かったですが、年が明けて三が日は非常に過ごしやすく、皆様良いお正月を過ごされたのではないでしょうか。改めまして、このブログをご覧の皆様のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。若干更新の回数も落ち着いていますが、本年もお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。さて、今年初のブログも、昨年に続き私が阪南倉庫の年賀式で話したことについて、要約してお話しさせて頂きたいと思います。

   

「令和5年は癸卯四緑木星(みずのと う しろくもくせい)の年となっています。癸(みずのと)は、十干の十番目。水性の陰(弟)。方位は真北のやや東、つまり子の刻(午後11時から午前1時)の午前1時に近い場所です。厳冬から少し寒さが和らぐ時期となっています。癸(みずのと)は、「き」とも「はかる」とも読み、手偏と合わせて「揆」となります。揆という字は、「一揆」というマイナスの言葉をすぐに思い起こしますが、そもそもは農作物を植える時期や芽吹く時期をはかる「揆度(きたく)」の意味であり、物事の発展の準備を淡々と整える意味を表します。しっかりと発展するための道筋や水路つまり設計図を整えることが重要であり、輝ける未来への分水嶺の年となります。

卯(う)は、十二支の第四番目。時刻は午前5時から午前7時。方角は東で、季節は春となっています。卯(う)は、「ぼう」とも読め、陰から一気に陽に変化する時期で、日の光を浴びた草木が地面を「おおいつくす」意味を表します。繁栄もしますが、課題も同時にあふれ出し、それを放置すると身動きが取れなくなってしまいます。発展するための方策を一足飛びに進めるのではなく、うさぎのように迅速に行動しつつ、小刻みにぴょんぴょん飛ぶこと、つまり散見する課題を確実に解決しながら進むことが今後の大きな発展につながります。

四緑木星(しろくもくせい)は、木性の陰(弟)。方位は東南で、時刻は午前7時から午前11時。季節は春の終わりから初夏となっています。春に出た新芽がしっかりと育ち、濃い緑の葉に変化する時期になります。つまり今まで大切にし、作り上げてきた人や組織、建物や設備、システムなどが信頼や信用の源となり、さらなる人脈や企業間の交流につながります。

いま物流業界は大きな変化を迎えています。今までのように個々の企業がそれぞれの機能のみで対応していた時代は終わり、物流合理化や環境配慮の物流を実現するために、多くの企業が連携し、課題解決できる体制を作り上げることが重要です。そのような仕組みを構築できる企業が発展し新時代を切り拓いていくのです。新しい時代にしっかりとした設計図(ミッションやバリュー、ビジョン)を基に行動し、行動することにより生まれる課題を関わりあう仲間やチーム、企業間で共有し、解決していくこと。今年度のスローガンは、「設計図を基に迅速に行動、確実に課題解決」とします。」

   

2年前のこのブログを始めてすぐの2021年のスローガンは、「思いやりと感謝の気持ちで有言実行」としました。新しいチャレンジをするためには、やるべきことを明確にした上でしっかりとした対話がないと孤立する。しっかりとした対話のためには、相手に対しての思いやりと感謝の気持ちが必須である。そんな想いでこのスローガンを考えました。翌2022年のスローガンは「立場と責任を意識してチーム力強化」としました。コロナ禍やカーボンニュートラルなど、歴史的大変革の入り口にあることを意識して、阪南倉庫の企業価値である「変わることと変わらないこと。変わることは変えなければならないこと。変わらないことは変えていけないこと。」として、社是や信念に基づき感謝の心を持って行動しつつ、大きな変化に対して、チームの中で人を育てて一人一人の力を信じて助け合い、自分の役割をしっかりと実行していくことにより、大きな波を乗り越えていく、そんな想いでこのスローガンを考えました。そして今年のスローガン「設計図を基に迅速に行動、確実に課題解決」です。歴史というのは日々の積み重ねで、積み重ねてきたものを、今とこれからに繋げられる企業が、生き残ることができます。対話力、チーム力を身に着けた我々が、今年はどんどん実行し、改善していく。そんな一年にできればと存じます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

   

   

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