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真似ることもときには大切

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全3回で予定していたSDGsの用語集ですが、今回が最後の掲載になります。実際に阪南倉庫でSDGsを実現するために、前回勉強した3つのステップを振り返って、いまわれわれがどのステップにいるのか、また今後どうすれば良いのか考えたいと思います。前回勉強したステップは3つ、①ターゲットの絞り込み、②積極的な組織連携とイノベーション推進による計画立案、③具体的な数値設定と評価の基準の設定となります。

   

それでは、まずターゲットの絞り込みです。ただ17の目標を眺めて絞り込むのではなく、ここで重要になるのが、会社がそもそもどのような理念で経営しているのかということです。もちろん阪南倉庫もその点は明確で、「信義・誠実・共栄」の理念は広く浸透していると思います。理念は会社の価値観ですが、実際にどの方向性にどう進むのかを決めるためには十分とはいえません。これは、SDGsのターゲット絞り込みに限らず、理念という企業価値と合わせて、社会意義であるミッション(阪南倉庫では「社会を繋ぎ、支える。」)、将来の姿であるビジョン(阪南倉庫では「多様な仕事を設計する倉庫」)を明確にすることにより、限りある資産を有効活用したり、設備投資をしたり、会社の様々な重要な方針決定を行えるようになります。阪南倉庫としても、若い管理者を中心にプロジェクトを立ち上げて作成したビジョンマップも、倉庫や物流のわかり易さを追求したホームページも、様々な目線で日常的に私の意見を反映させたこのブログも、SDGsを含む経営の意思と方針の決定に繋がっていきます。そのような意思と方針を軸に、より効率的な物流ネットワーク構築を支える倉庫の構築を目指して、以下の3つの目標を選択しました。

   

目標4:質の高い教育をみんなに

目標8:働きがいも経済成長も

目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

これらの目標を、阪南倉庫独自のターゲットとして計画にするために、絞り込みが必要となります。

   

目標4:質の高い教育をみんなに

ターゲット4.4 (2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、ディーセント・ワークおよび起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。)

目標8:働きがいも経済成長も

ターゲット8.2 (高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。)

目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう

ターゲット9.1( 質が高く信頼できる持続可能かつレジリエントな地域・越境インフラなどのインフラを開発し、すべての人々の安価なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援する。)

   

現在阪南倉庫としてSDGs経営について進めていることは以上となります。前述の3つのステップの1.5ステップというところでしょうか。さらに阪南倉庫が阪南倉庫らしいSDGsを極めて行くためには、組織全体に浸透させてより具体的な数値目標と評価基準を設定する必要があります。阪南倉庫は正に道半ばではありますが、同業で素晴らしいSDGs経営を推進している御会社があります。アパレル、ファッション、ジュエリーの専門的物流で発展している株式会社OTS様(http://www.e-ots.jp/)です。OTS様は2020年より、明確なSDGs報告書(http://www.e-ots.jp/img/SDGs2020.pdf)を作成し、社内外へ明確にアピールしております。今後、私たちもしっかりとSDGs経営を実践するために、このような素晴らしい報告書を参考にして、前進していきたいと思います。

   

   

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