BLOG

120周年を夢見て

CATEGORY /  行動録

一般的に新年と言えば1月1日から始まりますが、会社では公的機関の年度区切りに合わせて4月1日になることが多いです。当社も年末が3月末、新年が4月1日となります。今年の新年最初の行事が、25名(男性13名、女性12名)の新しい仲間に参加頂き、令和3年4月2日に開催された入社式です。今年は、コロナ禍最初の採用ということで、新しく仲間になった皆さんも就職活動の苦労も多かったと思われます。当社も、改めてこのような時期だからこそ採用を増やそうと考えて、例年よりも多くの仲間を採用いたしました。当社の入社式では、新入社員に阪南倉庫の役員や幹部を紹介する時間もとっているのですが、当年83歳になられる当社会長から「ここにいる幹部も20年前、30年前は皆さんと一緒で新入社員として当社に入社しました。」という一言があって、改めてともに歩んできた幹部の仲間との時間を思い出し、胸がいっぱいになりました。

   

当社の歴史で、20年前はグローバルな物流を設計するための大きな転換期のタイミングでした。お客様の生産拠点が海外に移り、海外で生産された商品を、どのようにすればお客様にも当社にも最適に運営することができるのか常に考えていました。貿易の手続き代行業務である通関業の事業をグループ会社がスタートしました。さらに、日本から海外に輸出される商品への提案も積極的に行い、海外に代表事務所を設立したのもこの時期です。さらにさかのぼること20年、この時期に倉庫の大幅増床を行い、大型倉庫を効率的に運営するための標準化、平準化、情報化に懸命に取り組んでいました。その時抱える課題に対して、真摯に向き合い確実に前進する当社の社風は変わっていないと感じますし、ここに入社された皆様ともそのようにありたいと強く思いました。ここで簡単ではありますが、入社式で私がお話したことを抜粋して書かせて頂きます。

   

「コロナ禍の大変な中、こうして多くの新入社員の皆様と出会えたこと本当に嬉しく思います。倉庫業は、エッセンシャルワーク、つまり多くの皆様の生活を支える仕事であります。皆さんも実感があるようにコロナという病は、人や会社、社会を寸断してしまう大変恐ろしい病です。この病に対して、物流事業者である我々は、社会を繋げて支えるという使命を胸に、社会や会社、人を繋げていきたいと思っています。皆様もその一員として誇りをもって行動してください。今年の阪南倉庫のスローガンは、「思いやりと感謝の気持ちで有言実行」としています。いまコロナの影響もあり、日本や世界で大きな変化が生まれています。このような変化に対して、阪南倉庫は積極的に変化していこうと考えていますが、変化する上で重要なことがコミュニケーションだと思っています。変化するときに、自分と関係する人との会話や理解なしに進めると、関係が切れてしまうこともあります。大きな変化を遂げたいと思っていればいるほど、沢山の会話や理解が必要になるのです。そこで大切なことは、自分が「このように変化したい」と自分の考えを提示することです。そしてその考えは、相手の立場も考慮して思いやり、変化に応えてくれる相手への感謝を忘れないことが、大切になります。今日新しく入社頂いた皆様が会社でやりたいことはなんでしょうか。会社で活躍したい。早く仲間をつくりたい。会社に馴染んでいい人間関係を築きたい。いろいろとあると思います。入社にあたって、ぜひ皆様も自分自身のやりたいことを声高らかに宣言頂き、一緒に変化を楽しみましょう。」

   

今年で、当社は創業107年となります。あと13年で当社も120年になります。長い歴史の中で今、この瞬間にすべきことは、大きな変化に合わせて総務、営業、業務、システム、施設管理、すべての部門で変化する努力をすることです。新入社員の皆様の変化も、阪南倉庫で起こる大切な変化の一つです。13年後、会社を支える一員になっているだろう新入社員の皆様を含む仲間と迎える120周年を夢見て、頑張りたいと思います。

   

   

#行動録

#コロナ禍最初の採用

#グローバルな物流

#通関業

#標準化

#平準化

#情報化

#エッセンシャルワーク

#社会を繋げて支える

#思いやり

#感謝

#有言実行

#創業107年

関連用語

一覧へ