最も注目されている自動認識の技術の一つで、ICを組み込んだプレートやタグを物や場所に取り付け、ものの判別や位置確認を自動的に行うもの。複数の物(タグ)を同時に読み分けることができるので、レジ作業の大幅な簡略化が期待される。非接触型で、容量は1ビットから512Kバイト、伝送媒体方式には電磁結合・電磁誘導・マイクロ波・光通信方式がある。読み取り専用と単一書き込み/読み取り専用型と読み書き可能型があり、電源方式には能動型(電池内蔵)と受動型がある。読み書き距離にも0mmから数mまであり、形状もいろいろある。用途によって選定することが必要で、価格も大幅に相違する。POS商品の区別だけなら8~16バイト級の読み取り専用・受動型で十分であろう。この場合データベースはネットワークで管理することになる。トレーサビリティの目的には、読み書き自在の分散データベース型が適合する。トラックやコンテナ用には電池内蔵の能動式で数mの距離で読めるものが求められる。