令和4年4月、企業にとっての新しい年が始まりました。令和3年4月から令和4年3月の1年は、皆様にとってどのような年だったでしょうか。令和3年は、コロナで始まりコロナで終わった、なかなか厳しい1年だったのではないでしょうか。そのような状況の中、当社はお客様のご要望をしっかりと聞き取り、さらに物流のプロフェッショナルとして、お客様の困りごとを解決するために努力し続けました。昨年のスローガンは、「思いやりと感謝の気持ちで有言実行」でしたが、お客様や取引先、社内でも、何を解決すべきか、またどのような解決方法があるのか、さらに代替案があるのか、頻繁に議論し、スピード感をもって実行した1年でした。また、コロナ禍で商品の流れも変化し、在庫の積み増しや滞留、急激な入出荷波動など、人や場所や設備の調整に知恵を絞る必要がありました。令和3年は、様々な変化に対応するために、とにかく会話を尽くし、結果を出して絆を強めることができたそんな1年でした。
では、今年はどのような1年になるでしょうか。今年のスローガンは、「立場と責任を意識してチーム力強化」です。今まで以上に大きな変化が予想される1年。その大きな変化を乗り越えるためにも、しっかりとした軸をもって行動することが重要となります。企業であれば社是、個人であれば信念を持って、感謝の心を持って行動することです。コロナ禍やカーボンニュートラルなど、歴史的大変革の入り口にある今年は、大きな変化に耐えうるチーム力と信念を持った行動もそうです。大きな波にのまれて苦しいときこそ、チームの中で人を育てて一人一人の力を信じて助け合い、つつしみを持って動くことで、10年・20年後の大きな成長が実現するために、この1年しっかりとチームを意識して行動してほしいとお話ししています。1月の年賀式でこのお話をしてから3か月。会社としての新しい年度の最初の月である4月に新しい仲間21名(男性10名、女性11名)を迎えました。4月4日の入社式にあたり、以下のようにお話しいたしました。抜粋して書かせて頂きます。
「2020年に蔓延したコロナウィルスですが、本年度入社した皆さんも学生生活に大きく影響したことかと思います。今までできていたことが出来なかったということも多く、そのような変化に対応し、過ごした学生生活だったかと思いますが、逆に皆様はそのような変化にもしっかり対応できた素晴らしい方々と思っております。じつは今、物流業界も大きな変化に対応しています。様々な法律などのルール変更、コロナ禍でのモノの流れの変化、ロボットや情報システムなどの進化などがそれにあたります。これらの変化に合わせて、阪南倉庫も変化し続けています。108年の長い歴史の中で、スペイン風邪や戦争など、今回同様大変な状況を乗り越えてきました。会社一丸となってその変化に対応し続けることで、長い年月を営業することができているのです。今年度の当社のスローガンは「立場と責任を意識してチーム力強化」です。社員1人1人が会社組織の中での自分の立場を理解し、しっかりと責任を果たせるように努力すること。組織の中で、お互いに敬い認め合って行動し、常に感謝の心を忘れないこと。そのような考え方が大切だと考えています。今年度入社頂いた新社会人の皆さんにとっての「立場と責任」は何になりますでしょうか。立場は、新入社員として明るく元気に前向きに頑張って頂きたいです。そして責任は、改めて新社会人として会社が考える社会的な意義を理解頂き、会社内の仲間や先輩としっかりとコミュニケーションを取ってチームワークを高めて、社会に貢献して頂きたいと思っております。本日皆さんは、かけがえのない同期の仲間と阪南倉庫に入社することで出会いました。まずは、しっかりと同期のチーム力を高めて頂き、コロナだからという後ろ向きな気持ちではなく、コロナだからこそという前向きな気持ちで、一緒に輝かしい未来をつくりましょう。」
今年も、新入社員皆さんの1人1人の目をしっかりと見て、挨拶をさせて頂き、その情熱をひしひしと感じました。この日皆さんから感じた情熱を力にして、全社一丸となって、成長していきたいと思っています。「買い手良し、売り手良し、世間良し」の三方良しに、さらに業界の進化のための業界良しの考え方をプラスして「四方良し」の精神で、しっかりと社会に貢献できるように、頑張りたいと思います。
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